[NEW!] EBSスナップショットで「ごみ箱」が使えるようになりました! [Recycle Bin] #reinvent

[NEW!] EBSスナップショットで「ごみ箱」が使えるようになりました! [Recycle Bin] #reinvent

EBSスナップショットに対して間違って削除してしまった場合にリカバリが可能になる「ごみ箱(Recycle Bin)」機能が追加されました。設定した期間内であれば「ごみ箱」からスナップショットをもとに戻すことができます。
Clock Icon2021.11.30

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はじめに

清水です。はじまりましたre:Invent 2021!すでにいろいろなアップデート情報が飛び交っていますが、本エントリでお伝えするのはこちら!EBSスナップショットで「ごみ箱(Recycle Bin)」機能が使えるようになり、意図しない削除からのリカバリが可能になりました!

EBSスナップショットの「ごみ箱」機能

データバックアップに大活躍のEBSスナップショット、差分バックアップのため日次など割と高頻度で取得することも多いのではないでしょうか。そうなるとスナップショット数は増えていきます。結果としてスナップショットの数が増え、意図しないスナップショットを間違って削除していしまう、というリスクがあったのではないでしょうか。もちろんスナップショットの数が少なくてもこの「誤ってスナップショットを削除してしまう」リスクはあったかと思います。個人的にはAWSマネジメントコンソールからではなく、AWS CLIなどを用いて一括で削除する、といった場合のスナップショットの誤削除については要注意と感じていました。

今回リリースされたEBSスナップショットの「ごみ箱」機能では、いちど削除したEBSスナップショットが「ごみ箱」に移動されます。「ごみ箱」で設定した保持期限の間はスナップショットが「ごみ箱」内で維持されますので、間違った削除であり復旧の必要があればリカバリが可能です。リカバリ後のEBSスナップショットは削除前のEBSスナップショットと変わりありません、タグなどのデータや暗号化設定など削除前と同様に扱うことができます。なお「ごみ箱」内のEBSスナップショットにも、通常のEBSスナップショットと同じ料金が発生する点に注意しましょう。

「ごみ箱」を実際に使ってみた

実際にEBSスナップショットの「ごみ箱」機能を使ってみます。EC2のマネジメントコンソールからEBSスナップショットの項目に進みます。右上、[ごみ箱]のボタンがありますね。

ボタンをクリックすると画面が遷移します。なんと、個別にコンソール画面が用意されています!(これは将来的に、EBSスナップショット以外も「ごみ箱」が使えるようになっていく感じでしょうか。)

[保持ルールを作成]ボタンから進んでみます。保持ルール名を入力、保持の設定ではリソースタイプの選択項目欄があります。現在のところEBSスナップショットしか選択できませんが、これはやはり将来的にはEBSスナップショット以外でもごみ箱が使えるようになる感じでしょうか。(2回目)

対象のリソースはタグで区別することも可能なようです。今回は「すべてのリソースに適用」としました。これにチェックを入れると「照合するリソースタグ」の項目は設定できなくなります。

保持期間は最小の1日として[保持ルールを作成]ボタンでルールを作成します。作成したルールは「保持ルール」一覧に表示されます。

「リソース」の項目には、現時点でなにもない状態です。

実際に「ごみ箱」の保持ルールを設定したあと、EBSスナップショットを削除してみます。「ebs-snapshot-recycle-bin-test1」と名付けたスナップショットID「snap-01d28」ではじまるものが削除対象です。

このように、EC2マネジメントコンソールのEBSスナップショットの画面からはEBSスナップショットは消えてしまいます。

「ごみ箱」のマネジメントコンソール画面を確認してみましょう。リソースの項目にスナップショットがありますね!

右上の[復旧]ボタンでリカバリしてみましょう。

復旧され、ごみ箱のリソース一覧は空に。そしてEBSスナップショットの一覧に再度表示されました。

まとめ

新たにリリースされた新機能、EBSスナップショットの「ごみ箱」による間違った削除からのリカバリについてまとめてみました。設定しておけば誤って削除してしまった場合にも一定期間であればリカバリが可能になる、大変うれしいアップデートかと思います。EBSスナップショット以外のリソースにも展開されることに期待したいですね!

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